菊乃道神道教社

◎所在地

〒036-1343 青森県弘前市大字百沢字西岩木山国有林79林班い小班内

赤倉山宗教法人 菊乃道神道教社

法人番号 5420005004461

菊乃道神道教社は青森県弘前市にある宗教法人(宗教団体)で都道府県知事所轄単位宗教法人に分類されています。菊乃道神道教社は青森県知事の認証を経て法人格を取得し、2015年10月5日に国税庁より法人番号を交付されています。
開祖須藤フジは大正9年5月5日に秋田県山本郡八森町岩舘の士族の家にて生まれる。出産時に弘法大師の千枚通しの御護符を左手に握りしめていたと言われており、幼少より霊感が強く、村の古老たちから出漁の可否、天候の変化、漁獲の吉凶の判断を求められていたという。23才の時に函館の小橋家に嫁いだが、須藤は体が弱く、また小橋家では跡目を継ぐ男の子が次々と亡くなるという不幸が続いた。それがきっかけとなり25才の時より信仰の道に入り、北海道の修行場、霊山、神社仏閣を巡り歩いて修行を重ねた。30才の時(昭和24年2月28日)に北海道帯広市郊外の深山で、清流に身を沈め寒修行の最中に般若心経を三度唱えると、薄暗がりの中に、にわかに五色の光が輝き須藤の体を包み込み「神は心なり。心は信なり。」との神言が教示された。須藤は「神仏のご加護は、自らを懺悔、祓いを清めることによって、その功徳を得られる。」ことを悟り、本格的に神仏に奉仕することを決意し、離婚して秋田へ帰った。その後、伊勢皇太神宮、高野山、日光、九州彦山、御岳、富士、白山、四国霊場、熊野、奥州三山、全国津々浦々の霊山聖地で再修行を始める。昭和39年4月、一人で吉野山から大峰山にかけての真言修験道場での登拝苦行中に神々の発する祝詞を授かった。昭和40年元旦、北海道での知人に赤倉の霊場に導かれ、赤倉大権現より「この地に留まりて各地修行行脚の神業実践こそ神仏への報恩と感謝なり。」との神言があり、赤倉山宝泉院道場に足を留め修行を重ねていった。昭和41年、宝泉院での修行二年目で三重塔の拝観料のことで意見が分かれ、大祭の時に宝泉院を出て独立し、宗教法人の団体を組織した。「現世の国民が心身共に荒び果てし今日こそ、古き時代より日本人が受継いできた先祖伝来の神仏を拝み奉り、尊い教えを自ら教師となり子弟を養い布教実践し、真の幸福を受け、赤倉の清浄なる聖地を祈りの庭、魂の禊場として仕え奉る。」このことを原点とする須藤に賛同する人も多く、独立して最初の一年は建石堂の木村シモの世話になったという。昭和41年9月に伊勢の皇太神宮の縁によって、時の青森の神社庁長の舞戸正八幡宮の宮司である木村一から「菊乃道神道教社」と名付けてもらい、信者の寄付で現在地に霊堂を建立した。この場所は、須藤が初めて赤倉を登った時に「こんな山中に、こんなにも平たい場所があるのか」と心惹かれて一休みした場所だった。昭和43年7月29日に、霊堂のサクリ板大きな物音がして光るものがべったりとついており龍の形をしていた。この時は新聞社等が多く詰めかけ調べていたという。そのサクリ板は今、地主龍神として境内の別の場所にお堂を建てて祀ってある。地主龍神のお堂を建てる際にブルドーザーで整地をしたら石のノミ(石斧)や土器が大量に出土したという。赤倉の多くの霊堂では神仏混交だが、須藤はハッキリ区別し、霊堂の拝殿も神殿と仏殿に分けてある。「神と仏を分けて祀るのが正しいのではないか。」と須藤は言う。そのために神から祝詞を授かり神前で祈祷が出来るのに、尼僧の修行をし、試験を受け資格を取っている。そのため尼僧様とも呼ばれていた。参詣者は津軽はもちろんのこと、北海道、果ては九州からも来ていたという。大祭時には、それは多くの信者で賑わっていたという。

◎祝詞

【菊の道赤倉神社修業祝詞】
掛け巻くも畏き赤倉神社の大神の白さく 大前に仕え奉る 我が身の日に異に過ち犯しけん罪咎ありて 御心に背きたがえる事のあるとも 厚き廣き御心に見直し聞直し給い 怠りあるをも宥め給え許し給いて 大神等の立給え掟給えし大道を頂きに承わり持畏みて 説諭し教え導く業に勤み奉る我身は 朝夕の神事嚴しく惨め奉り 一心の行ないの各々を言霊幸い給え國風の彌業と取り行う神等の御祭の草々を 最も尊く最も畏き神業の千萬の 一つの片端をも嚴の御靈蒙らし給えて 過つことなく兩親人を初めて吾が兄弟親族に至るまで各も各も身健かに命永く業豐けく 子孫の八十續きに至るまで五十橿八桑枝の如く立ち榮えしめ給えと 畏み畏みも白す

◎開祖

須藤芳信
(本名 須藤フジ)
1989年6月6日没
出身地 秋田県山本郡八森町岩舘

二代目 江利山キミ

◎現在の管理者

・大井 正清 
社会福祉法人つがる三和会 理事長

◎建立月日

昭和34年3月14日(営林署貸付日)
昭和41年9月建立

◎御祭神

天照皇太御神
豊受大御神
赤倉大神(赤倉大権現)
地主龍神

菊乃道神道教社の御札 画像は川村 邦光『憑依の視座 巫女の民俗学II』(1997年10月)より引用。

◎御本尊

弘法大師
不動明王
地蔵菩薩
聖観世音菩薩
大志羅十六善神

◎例大祭(現在は行われておりません)

元旦祭 1月1日
節分祭 2月
山開き 5月初め、6月21日
弘法大師供養 6月24日
地蔵供養(教社大祭) 8月23日~25日
修行者登拝行脚 7月~8月
山閉い 11月初め
大祓 12月31日

◎大祭の様子

◎須藤芳信が参加した火性三昧の様子

◎津軽三十三観音霊場巡礼時の記念写真

昭和44年5月に撮影されたもので、須藤フジをはじめ、江利山キミの姿もある。