鬼神大権現堂
◎所在地
〒038-1312 青森県青森市浪岡大字五本松松本12
五本松の鬼神様
●近隣住民の証言(文献や資料が存在しない為、聞き取りにて令和四年年八月十三日調査)
戦後のことだった。この一帯にて疫病飢饉等不幸が流行った。この災いをどうにかしようと村人で話し合った結果、馬を神様に奉納することにした。つまり人柱の代わりに馬を捧げたのである。そしてその馬は祭事の後、土に埋めたそうである。その馬を埋めた土地に現在の社が建てられたそうである。御祭神は鬼神大権現(赤倉様)、巖鬼山大権現(赤倉龍神)、そして巳様(蛇神様)も祀っているそうであるが、この土地由来の神様どうかは不明である。昔は初夏(六月頃)に村を挙げて盛大に大祭を開いていたそうである。大祭時は平賀(現在の平川地区)からカミサマを呼び、その年の吉凶を占ってもらった。冬には村人みんなでお社の雪下ろしをした。又、弘前のカミサマと共に村から数人を引き連れて赤倉霊場のお堂の雪下ろしも行っていた(どのお堂かは不明)。しかし状況が変わったのは2000年(平成12年)を過ぎたころからである。この社に隣接する住民が「ここは私の私有地だから好き勝手立ち入って祭りごとをするな」と主張し始めた。当然村人達と揉めることになり、結果大祭もできなくなり私有地ということで誰もお参りに行けなくなってしまったという。それでも当初はお参りへ行く村人もいたが、賽銭箱へ納めたお金をその隣人が全てくすねてしまうので、現在では誰も行かなくなってしまった。その後は冬になるとその隣人はお堂を自宅の雪捨て場として利用したり、自宅と道路の土地の境に塀を建てたが、あきらかに土地をはみ出して道路側に迫り出す形で塀を建てている。そのため土地をめぐっての近隣住民とのトラブルは現在も続いている。村人の畑に勝手に侵入し野菜を盗む様子も目撃させれており、嫌がらせも多々あるという。隣人の家を建て直した大工からも、「もっと仲良くしっかりやれ」と注意をされたそうであるが隣人は耳を貸さなかった。そのため社は手入れもされずボロボロである。今年(令和四年)は鳥居も倒壊してしまった。村の平穏の為に建てられた社はこうして村のトラブルの渦中へと姿を変えている。しかし赤倉様は静かにその様を見つめ続けている。神は歴史のすべてを見続けてきた。この後どうなっていくのかはまさに「神のみぞ知る」ところである。
◎開祖
不明
◎建立月日
不明
◎御祭神
赤倉山大権現
赤倉龍神
巳様
◎例大祭
現在は行われておりません。